QBB開発秘話・開発者たちの熱い想い~vol.11:キャラメルとカカオの絶妙なハーモニー 「QBBチーズデザート6Pキャラメルナッツショコラ」~
2025.10.1
生キャラメルのようでもあり、生チョコのようでもあるチーズデザート。満足感のある1粒を届けたい
開発・発売に至ったきっかけは?
もともと、オレンジショコラ6Pという商品がありその本格的な風味がとても好きだったのですが、カカオマス等原料の高騰を受け、2025年3月に惜しまれながらもやむなく休売となってしまいました。その時に得られた知見や経験を活かして、より万人受けするようなフレーバーとして老若男女問わず愛されるキャラメル・ナッツとの組み合わせを考えました。
苦労したことは?
高騰するカカオマスを配合した新製品を他のチーズデザートシリーズと同等の値段で販売する必要があること、その中でコアな人気を獲得しているオレンジショコラファンも納得できるような濃厚さ、カカオ感、くちどけを表現することができるのかが課題でした。配合を組んでいる中でカカオマスとキャラメルは相性がよく、互いの印象を程よく残しながら、よい部分(食感やくちどけ)を強調しあえる、そんな素材のように感じました。その2つの素材の特徴を最も高められるそのようなバランスを探し、その他の素材に関してはカカオマスかキャラメルかどちらの風味を補強することができるか考えながら割合を設計していきました。
キャラメルは北海道生キャラメルペーストを使用しています。まるで本物の生キャラメルのような風味で、この素材を試食したとき「これだ!」と確信しました。ただハンドリングが悪く、生産ですぐに使用できる状態ではありませんでした。製造の方と相談し品温が変わり易く、高温で風味が劣化するキャラメルペーストを直前まで低温で加温し、絞り出しやすい硬さに調整したのち配合するになりました。使用毎の調整は大変な作業なのですが、そのデメリットを超える他社にはない風味の良さを説明し、ご協力いただいています。このキャラメルペーストでしか出せない、生キャラメルのような豊かな風味と食感を感じて頂けましたらと幸いです。
どんな思いを込めて開発したのか?こだわりのポイントは?
オレンジショコラ6Pが洋酒(グランマルニエ)を効かせたビターで大人向きのフレーバーであるのに対し、キャラメルナッツショコラ6Pはより多くの方に受け入れて頂けるよう、ビター感を抑えた食べやすい風味にすることを目標にしました(アルコール分0.5%以下)。ただ、オレンジショコラ6Pは根強いファンの多い商品。ショコラファンの方も納得頂けるよう、オレンジショコラ6Pのくちどけを思わせるような、濃厚でなめらかな生チョコのようなくちどけも再現できるよう工夫しました。
どんな人にどんな風に食べて欲しい?
パッケージに記載のあるとおり、この商品はクリームチーズを主原料とするため濃厚感、満足感はありながらもチョコレートより*低糖質・低カロリーなチーズデザートとなっています。
今までのチーズデザート6Pはパッケージに糖質の数値表示はありながらも低糖質を謳ったことはありませんでした。今回、品質保証チームと協力し、今まで自社で規定のなかった「低糖質」を謳うにはどうしたらよいかを協議し、膨大な計算を何パターンも組んでいただき、法規上問題がない事を確認しました。
チョコレートが大好きで、チョコレートは沢山食べたいけど罪悪感が…という方にぴったりの商品になっています。
*ミルクチョコレートに比べて糖質を44%以上カット【日本食品標準成分表(八訂) 増補2023年ミルクチョコレート比】
最後に一言!
【製品開発部 板倉】
生キャラメルのようでもあり、生チョコのようでもある、そしてベースにはしっかりとクリームチーズの濃厚感も感じられる、そんな心も身体も満足する1粒を目指しました。
1ピースのしあわせが皆様に届きますように。